前回は気管チューブの話を主にしました。今回からは「人工呼吸器は何をしてくれるのか?」について話します。
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上の写真は1950年代にポリオの患者さんが人工呼吸器で治療されている様子です。ポリオというのは脊髄の前角細胞を傷害して麻痺を起こすのでしたね。呼吸筋麻痺が起こると呼吸不全になり人工呼吸を行わなければ生存できなくなります。
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この人工呼吸器の写真を見て、「ああ、昔の人工呼吸器は大きかったのだな。今は技術が発達してすっかり小さくなったもんだ。」と思ってはいけません。今でも同じ仕組みの人工呼吸器を作れば同じくらいの大きさになります。ちなみにこの人工呼吸器はIron Lung(鉄の肺)と呼ばれています。
それではIron Lungはどのような仕組みで動いていて、現在の人工呼吸器とはどこが異なるのでしょうか。答えはこの方が知っていそうです。聞けば(おそらく)誰でも名前を知っていそうなこの方が誰か分かりますか?
"Who am I?" |
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