今回も多数のご回答ありがとうございます。人工呼吸器離脱に関するアンケートの集計です。
ゆっくり下げる派とSBT派がちょうど同数くらいですね。
ゆっくり下げる派ではCPAP+PSが最多で、次いでSIMVとなっています。
SBTでもCPAP+PSが最多となっています。皆さん、どれくらいのPSをかけているのでしょうか?
呼吸ケアについての情報を共有していきたいと思います。 若手(と気持ちが若手の)医師を対象に人工呼吸器のワークショップを開催しています。基礎から呼吸管理を学びたい方は是非ご参加下さい。 フェイスブック「若手医師のための人工呼吸器ワークショップ」でもワークショップの情報を発信しています。あわせてご覧下さい。
2011年8月28日日曜日
2011年8月24日水曜日
20秒でできる人工呼吸器アンケート第2弾です
皆さんは普段どのように人工呼吸器からの離脱を行っていますか?SIMVでじっくり人工呼吸器設定を下げていく派ですか?それとも、とりあえずSBTをやってみる派でしょうか?
人工呼吸器離脱の方法について簡単なアンケートを行いたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。
人工呼吸器離脱の方法について簡単なアンケートを行いたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。
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2011年8月20日土曜日
ワークショップの申し込みを締め切りました
第4回若手医師のための人工呼吸器ワークショップの申し込みを締め切りました。
皆様からは、申し込みと共に「こんなことを学びたい!」という高い目的意識の籠もったコメントを多数頂きました。若手医師の先生方が、呼吸ケアにこれほど興味を持っておられることを大変うれしく思います。できれば申し込み下さった方全員に参加して頂きたいのですが、今回は申し込み多数のため抽選となります。抽選の結果はメールにてお知らせいたします。
今回参加することになる方々とは、ワークショップで熱く呼吸器話をすることを楽しみにしております。残念ながら今回抽選からもれた方とは、次回以降のワークショップで是非お会いしたいと思います。
皆様からは、申し込みと共に「こんなことを学びたい!」という高い目的意識の籠もったコメントを多数頂きました。若手医師の先生方が、呼吸ケアにこれほど興味を持っておられることを大変うれしく思います。できれば申し込み下さった方全員に参加して頂きたいのですが、今回は申し込み多数のため抽選となります。抽選の結果はメールにてお知らせいたします。
今回参加することになる方々とは、ワークショップで熱く呼吸器話をすることを楽しみにしております。残念ながら今回抽選からもれた方とは、次回以降のワークショップで是非お会いしたいと思います。
2011年8月12日金曜日
[アシュワース教授] パート3その3 見逃された吸気努力を見つけるためのフロー−時間波形
Lonny Ashworth教授によるグラフィック講義のパート3その3です。
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The Flow versus Time Waveform can be used to detect missed efforts, frequently called missed breaths or non-triggered efforts or non-triggered breaths. This means that the patient creates and inspiratory effort but the effort is not sufficient enough to trigger a breath from the ventilator. It is also possible, and many times easier, to identify missed breaths by comparing the patient’s actual respiratory rate with the ventilators rate. If you count the patient’s respiratory rate and it is greater than the respiratory rate delivered by the ventilator, the patient has missed efforts.
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The Flow versus Time Waveform can be used to detect missed efforts, frequently called missed breaths or non-triggered efforts or non-triggered breaths. This means that the patient creates and inspiratory effort but the effort is not sufficient enough to trigger a breath from the ventilator. It is also possible, and many times easier, to identify missed breaths by comparing the patient’s actual respiratory rate with the ventilators rate. If you count the patient’s respiratory rate and it is greater than the respiratory rate delivered by the ventilator, the patient has missed efforts.
フロー対時間波形は、見逃された吸気努力を見つけるために使用します。それはしばしば見逃された呼吸、もしくはトリガーされない吸気努力またはトリガーがされない呼吸とも呼ばれます。つまり患者は吸気努力をしますが、その努力は人工呼吸器をトリガーするのには十分でないという事になります。またもっと簡単に、患者の実際の呼吸回数と人工呼吸器の設定呼吸回数を比較することによって、見逃された呼吸を見つけ出す事も可能です。もしあなたが呼吸回数を数えて、それが人工呼吸器により送られる呼吸回数よりも多いならば、 見逃された吸気努力があることになります。
There are three primary causes of missed efforts. One likely cause of missed efforts is a poorly set sensitivity. The pressure and flow sensitivity should always be set as sensitive as possible, without allowing the ventilator to auto-trigger, thereby delivering an assisted breath when the patient did not create an inspiratory effort. Generally, the pressure sensitivity should be set at 1 cm H2O and the flow sensitivity should be set at around 2 or 3 LPM.
見逃された吸気努力には主な原因が3つあります。 一つ目は不適当な感度設定です。圧もしくはフロー感度はできるだけ鋭敏に設定しますが、鋭敏にしすぎてオートトリガーが起こり、患者が吸気努力をしていない時にも補助呼吸が送られるということがないようにします 。一般的に圧感度は1 cm H2O、フロー感度は2〜3 L/分程度に設定します。
The second major cause of missed efforts is AutoPEEP. AutoPEEP was discussed previously and is caused by an increased airway resistance or decreased expiratory time. When patients have AutoPEEP, the increased airway resistance prevents the patient from exhaling their air to their baseline functional residual capacity. If possible, reduce the AutoPEEP by decreasing the airway resistance or increasing the expiratory time. Another option is too very slowly increase the set PEEP by 1 cm H2O at a time, watching the trigger delay and the number of missed breaths. When the set PEEP is close to the AutoPEEP, the trigger delay (the amount of time from when the patient begins the inspiratory effort to when the ventilator actually delivers a breath) and missed breaths should be reduced.
見逃された吸気努力の主な原因の二つ目は、AutoPEEP(オートピープ)です。 以前にも述べましたが、AutoPEEPは気道抵抗の上昇もしくは呼気時間の短縮によって起こります。AutoPEEPが存在する時、上昇した気道抵抗のため患者はFRC(機能的残気量)まで息を吐くことができません。もし可能であれば気道抵抗を下げるか、呼気時間を延長する事によりAutoPEEPを下げます。その他に、トリガー遅延(患者が吸気努力を始めてから、人工呼吸が実際に吸気を供給するまでの時間)と見逃された呼吸数を見ながら、PEEPを1 cm H2Oずつゆっくりと上げていく方法があります。設定PEEPがAutoPEEPに近づくと、トリガー遅延と見逃された呼吸は減少します。
The third major cause of missed efforts is due to weakened or fatigued inspiratory muscles and a weak drive to breathe. If the patient’s inspiratory muscles are so weak or drive to breathe is so suppressed, the patient may not be able to generate sufficient effort to trigger a breath. If this appears to be the case, check the trigger sensitivity to be sure that it is set as sensitive as possible.
見逃された呼吸の主な原因の三つ目は、吸気筋力の低下または疲労と、呼吸ドライブの低下です。患者の吸気筋力が弱いか、呼吸中枢が抑制されている場合、患者は吸気をトリガーするに十分な呼吸努力を起こす事ができないことがあります。この場合は トリガー感度をチェックし、可能な限り感度を鋭敏に設定します。
The following image is an example of a patient being ventilated in Volume-Targeted ventilation. The ventilator settings are: Volume A/C; Respiratory Rate 20/minute; Tidal Volume 0.5 L; Peak Flowrate 60 LPM; Decelerating Flow Waveform; PEEP 0 cm H2O.
The Flow versus Time Waveform is the second tracing. Notice the yellow elliptical circles marking the missed efforts. The patient tried to initiate a breath, was unsuccessful and exhaled. So, when you look at the Flow versus Time Waveform and see additional expiratory deflects on the expiratory flow waveform, caused by additional expiratory efforts without any inspiratory flow from the ventilator, the patient has experienced a missed effort.
次に示す画像は、量規定換気により換気されている例を示しています。人工呼吸器の設定は量規定アシストコントロール、呼吸数20回/分、一回換気量0.5L、最高流量60L/分、漸減波、PEEP 0cmH2Oです。
上から2番目がフロー対時間波形で、黄色の楕円で囲まれているのが見逃された努力です。患者は吸気を開始しようとしていますが、不成功に終わっており、呼気が起こっています。人工呼吸器からの送気がないのに、フロー対時間波形において呼気努力による呼気波形の揺れがある場合には、見逃された呼吸努力があります。
日本語訳 マクマーン由香(米国呼吸療法士)
2011年8月11日木曜日
人工呼吸器アンケート結果
先日行った「20秒でできる人工呼吸器アンケート」の結果です。119人の方にお答え頂きました。
やはりSIMVが多いですね。SIMV、A/CともにPCVで使う人の方がVCVより多いのはちょっと驚きでした。みなさんの印象はいかがでしょうか?
やはりSIMVが多いですね。SIMV、A/CともにPCVで使う人の方がVCVより多いのはちょっと驚きでした。みなさんの印象はいかがでしょうか?
2011年8月8日月曜日
2011年8月3日水曜日
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